数千枚の波の果て

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2026年8月

  • 予定にない時計修理

    何の予定もない土曜日はゆっくり起きることを決めているのだが、近頃はどうしても早起きしてしまう。寝足りない感じがしたため二度寝をしてみたところ、一層眠気が強いまま目覚めることになった。二度寝は身体に毒である。予定がないことについて罪悪感を覚える。

    昨日はんだ付けの初心者キットが届いていたので早速午後から作業を行った。導線が切れていることを確認するために、この間から時計のネジとガラス板を外しておいたままだったのですぐに着手できた。

    電池端子が簡単に取り外せず、いっそはめ込んだまま導線を繋ごうとしたが上手く繋げなかったため、端子と時計本体の隙間にピンセットの先を差し入れてテコで持ち上げていった。壊れないか心配だったが無事に取り外しができた。

    そこからは昔を思い出しつつ、端子の緑青を落とし、元々のはんだを溶かして取り除いてから導線を繋いだ。このくらいのことであればなんとでもなる。電池を入れたら無事に動くようになった。今回動かなくなるまで、秒針も動かなかったのだけれどもしっかりと秒針が動くようになった。導線が切れかけて電圧が足りなかったのかもしれない。

    近所の祭りへ出かけてから居酒屋で話す。隣に座った夫婦から明日も近所で祭りがあることを教えていただいたので、明日の用事ができた。予定がないことが用事を生み出した。予定がないのも悪くない。今日の時計修理も予定にはなかった。やりたいことは放っておいても生まれるし、探せばやりたいことは見つかるという証左でもあると思う。